しくてゆっくり食事がとれない……。
そんな方も多いと思います。かつてはできるビジネスパーソンの鉄則だった「早飯」。しかし、早食いすると食後の血糖値が急上昇し、肥満や糖尿病になりやすくなるため、お勧めできません。早食いの人は、太っているイメージありませんか?痩せたいのなら、まずはゆっくりと食事の時間をとることが早道です。この早食いの癖さえ治すことができれば、太らない体質に変われると言っても過言ではありません。
急いで食べると満腹を感じにくく、普通より量を多めに食べてしまいます。人間の身体は、急いで食べると血糖値が上がりやすくなります。血糖値が上がれば当然下げる必要がありますが、下げるためには「インスリン」の力が要ります。ところがこのインスリンは、働くほどに、中性脂肪が増える作用があるのです。
また、食事をすることにもエネルギーを使います。厳密にいうと、食べながらエネルギーを消費するのではなく、食べた後にもエネルギーが消費されます。特別な運動をしなくても、1日に消費されるエネルギーの1割以上が、食後に消費されているのとも言われています。安静にしているのにどこで消費されているかというと、多くは胃や腸での消化吸収のときです。
噛む回数が増えるほど、胃や小腸に送られる血流量が増加して消化活動が活発になり、代謝が高まると考えられます。一日三度の食事、どうせ同じ食事をするなら、ゆっくり噛んで、食後の代謝をあげた方が良いですよね(^^)
食事中はお水を飲んだ方が良いのでしょうか?
しっかりと水分を摂ることは、デトックスやダイエットに効果的ですが、食事中だけは飲まない方がいいでしょう。食事前や食事中にたくさんのお水を飲んでおけば、満腹感を感じるからダイエットにも良いと思われがちですが、実はコレは大きな誤解。食事中に水分を摂ると消化が悪くなってしまうだけでなく、食べものをよく噛む必要がなくなってしまいます。水で流し込むような状態になってしまうので、早食いの原因にもなりやすい。
食前にコップ1杯のお水を飲むようにしましょう(^^)食後はできれば消化が済んだ3時間ほど開けて飲むといいでしょう。
また、早食いの人は1人で食事する機会が多い傾向があります。誰かとの会話を楽しみながらゆっくり食べる機会をなるべく増やすようにしたいですね。
ゆっくり食事をすることは、ダイエットはもちろん、健康のために自分のからだを大切にする行為でもあるのです。