お腹が空いて、何か食べないと眠れない……こんなときってありますよね。アイスやケーキが冷蔵庫に入っていたりすると、ついつい手が伸びてしまう。ダラダラとお酒を飲んでいるとおつまみが欲しくなる。
夜9時以降の食事はよくないと聞いたことはありませんか? 夕食は横になる3時間前に食べ終わることって、よく言いますよね。やはり夜食は、ダイエットの天敵です。夕食は、横になる3時間前に食べ終わることって、よく言いますよね。そして、夜遅く食べたものは、例え野菜中心のローカロリー食だったとしても、体重減少を横ばい状態にしてしまうんです。
成長ホルモンは、その日の疲れを癒し、細胞の修復や再生を行うとともに、脂肪を燃焼してエネルギーに変えるという働きもあります。成長ホルモンが分泌されるのは、睡眠後3時間に起こる深い睡眠の時ですから、いかに熟睡するかがポイントとなります。お腹がいっぱいの状態で眠りに入ると、寝ている間も消化のために胃腸を動かさなくてはならず、身体が熟睡できません。食べたものが胃から移動するまでに3〜4時間かかるといわれていますから、成長ホルモンをしっかり分泌して脂肪を燃焼させるためには、夕食は夜9時、もしくは寝る3時間前までに済ませましょう。
また、私たちの身体は、交感神経が優位な日中に活動していますが、腸の動きは寝ている間やリラックスしている時に優位になる副交感神経が司っています。ですから、翌朝のスムーズなお通じのためにも、寝ている間にしっかりと腸を動かすことが大切です。そのためには、やはり夕食は夜9時、もしくは寝る3時間前ということになりますね。
さらに、夜10時以降になると血液中のメラトニンが増加し、体温が下がります。毎日夜更かしをしても体が慣れる事はなく、体へのストレスとなり肥満にも影響するといわれています。統計的にも夜更かし型には肥満が多く、ストレスも多いそうです。
ダイエット中の方には、やはり「夕食は夜9時まで」をおススメします。油やチーズなどの脂質はもちろん、ご飯や麺類、パンやスィーツ、果物やイモなどの糖質は遅かれ早かれ消化吸収をされ、血液中に流れ出し、そして体脂肪として蓄積されるのです…。
どうしてもお腹が空いた時は、まずは、常温のお水や白湯をゆっくり飲む事から始めてみましょう。胃が膨れる事で満腹感が得られますので、そのまま寝てしまえば意外と朝までぐっすり寝れて、良い睡眠ができ、朝ごはんも美味しく頂けます。
食べるものを選ぶことも大切ですが、食べる時間帯も大切です。夕食を夜9時までに済ませることを習慣にして、代謝のよいヤセ体質をつくりたいですね。