睡眠とお水

十分に寝ているはずなのに疲れが取れていない・体がダルいと感じることはありませんか?
そんな日が続いていた場合、もしかしたら睡眠の質が悪いのかもしれません。熟睡できない状態が続くと、疲れやすくなったり体調が悪くなったり、ストレスに弱くなったりします。改善するにはどうすればよいでしょう?

水分は、飲んだ後に胃や腸へ運ばれてそこで吸収がされます。その吸収が行われた後に水分は血液の一部となり、全身へ巡っていき細胞へと届けられていくのです。しかしながら水分不足を引き起こしてしまい、血中の水分量が不足をしてしまうと、血液はドロドロの状態へとなってしまい、血流が悪くなってしまいます。すると細胞への水分の供給が不足をしてしまい、結果的に細胞が脱水状態となってうまく働けなくなります。

睡眠中も体は働いているので、思っている以上の汗をかいています。呼吸による水分の放出を含めて、平均約500ml、多いときには1リットルも水分が失われ、起きると体はカラカラになっています。

それだけ汗をかくということは、体内の水分量が減って脱水症状のような状態になっています。ここ数年の猛暑で夜でも気温が30℃より下がらない日が続くと、睡眠中に熱中症になる方がけっこういます。

就寝中に脱水状態になると、熟睡が妨げられたり、寝起きに体調不良を感じたりするおそれがあります。

そこで、寝る前にきちんと水分を補い、体内の水分量を満たしておきましょう。夜中にトイレに起きるのが面倒だから水を飲まない人も多いと思いますが水分補給の方が優先されるべきことです。酸性に傾いた体内を睡眠中にアルカリ性に戻してあげることができます。温度は負担がかからない常温が適切です。

「寝る前には水を控えています。夜中にトイレに行きたくなって目を覚ますのが嫌なので」という人は少なくありません。

特に夏は、これは危険なこと。なぜなら、起床後の脳卒中(脳の血管が出血したり詰まったりして起こる病気)や心筋梗塞(心臓の血管が詰まって起こる病気)の危険性が高まるからです。

寝る前のお水の効果はそれだけではなく、寝つきをよくする効果も期待できます。

緊張したりストレスがたまったりしているときは、脳に血液が集まって興奮状態になります。このようなときは、ぬるめの水をゆっくりと飲みましょう。血液が胃腸に移動するので、脳の興奮が静まります。

「お肌は寝てる時につくられる」とも言われます。寝る前にコップ1杯のシリカ水を飲むだけで、健康や美容、睡眠の質まで良い事が沢山あります(^^)